2017年9月2日・3日の2日間、ASUS JAPANが名古屋・大須の「グッドウィル EDM館」にてゲーミングPCイベントを開催したんだがね。販売代理店のアユートや、NVIDIAからも担当者が駆け付け、Core i9や最新グラフィックスチップの特徴を解説。ゲームイベントや商品争奪じゃんけん大会などは盛況を博した。ほんだで、ここでは9月2日の会場の様子をレポートするんだわ。

2日間にわたって開催されたASUSのゲーミングPCイベント

 2017年9月2日と3日の2日間、ASUS JAPANが名古屋市中区大須の「グッドウィル EDM館」にて、「ASUSゲーミングPCのススメ」「AMD製品発売記念イベント」を開催した。

会場となったグッドウィル EDM館(名古屋市中区大須3丁目12-35)

 1日目である9月2日の内容は「ASUSゲーミングPCのススメ」。Intelの最新CPU「Core i9」の紹介をはじめ、NVIDIAの技術情報、ASUSのグラフィックスカードの機能紹介、ASUS推薦のゲーミング環境の展示などを実施。商品争奪じゃんけん大会や、元プロゲーマーによるゲームイベントなどで会場を沸かせた。

 2日目の9月3日は、一転してAMD環境主体の「AMD製品発売記念イベント」を展開。「X399」チップセット搭載マザーボードがお目見えしたほか、人気グラフィックスチップ「RADEON RX VEGA」搭載品の紹介が実施された。

 ここでは、参加できた1日目の会場の様子をお伝えする。

Core i9をバチッと解説
最新CPUの載せ替え例も紹介

 1日目のスケジュールは3部構成。第1部はアユートの担当者によるCore i9プラットフォームの解説と、ASUSの担当者による同社マザーボードの機能紹介。第2部はNVIDIAの担当者による技術紹介と、ASUSのグラフィックスカードの紹介。第3部は日本屈指のFPSプレイヤーによるゲームイベントという内容だ。

Core i9の解説をする、株式会社アユートの森田氏

 まずは株式会社アユートの森田氏による、Intelの最新CPU「Core i9 7900X」の紹介だ。旧製品との性能比較や、最新チップセット「X299」をスライドで解説。チップセットの特徴としては、DMI 2.0 X4がDMI 3.0 x4となり速度が向上した点、USB 3.0端子の数が増えた点などを挙げた。

Core i9と従来製品のスペック比較
X299チップセットの解説
Core i7からCore i9への換装例
コア数 is パワー!

 また、「Core i7 6950X」搭載PCのCPUを「Core i9 7900X」に交換した実例を紹介し、アップグレードの手軽さをアピール。オーバークロックを試したところ、冷却が不十分でちんちこちんになったものの大幅な性能の向上を確認するなど、「遊べるCPU」の片鱗をチラ見せした。

 同氏のまとめとして、コア数はパワーだよと説明。冷却に注力すればオーバークロックも楽しめるとし、X299搭載マザーの堅牢性や安定性を強調した。高性能なPCを(値段はおいといて)手軽に組めるという昨今の自作事情は、会場の自作ファンの関心を誘った。

ASUS担当者によるマザーボード紹介
豊富な機能が目白押し

 1部の後半では、ASUS JAPANの市川氏が登場。同社のマザーボードの特徴や搭載機能を熱く解説した。個別に聞いたインタビューの内容も合わせて紹介しよう。

ASUS JAPANの市川氏がマザーボードの特徴を紹介
ハイエンドマザーボードが備える機能の数々
将来を見越した設計がASUS製品の魅力

 同氏は、ASUSのマザーボードのコンセプトについて「未来を見越した仕様や設計」だと説明した。例えば電源コネクターの実装。全モデルが12V 8ピン+4ピン仕様となっている。現行のプラットフォームはもちろん、新たなCPUが登場した場合でも、現在使っているマザーボードで対応できる可能性が高まるわけだ。

 CPUやメモリー、グラフィックスカードの交換はそれなりに容易であるものの、マザーボードの交換は手間がかかる。ユーザーの手間や金銭的な負担も考えて、1つの製品を長く使えるように考えた設計にも注力しているという。

 ゲーム向けマザーボードの意義を聞いたところ、数々の理由がある中で「オンボードサウンド」の品質の高さを挙げた。専用アンプを搭載するなど、低価格なサウンドカードを軽く凌駕するほど高品位だという。また、動画の配信について、プレーヤーの声を動画に乗せずに配信できる機能を搭載。よりハードウエアに近い位置から便利な機能を追求し、ゲームプレイヤーをサポートしていきたいと語った。

ASUSがプッシュする、高品位なサウンド機能

 ゲーム向けサウンド機能の特徴の1つとして、ゲーム内で音が聞こえた位置を映像で表示する「Sonic Radar III」という、チート臭い機能がある。市川氏は「初心者でも手軽にゲームを楽しんで欲しくて⋯」と殊勝な態度を見せるも、張り切りすぎちゃった感は否めない。

これがASUS特製ゲーミングPC!
日本未発売製品も、しれっと参上

 マザーボードの解説が終了した時点で、第1部は完結。ASUSのノベルティが配られ、PCや周辺機器の体験会が実施された。PCのスペックは下の画像の通りだ。

ASUSのASUSによるみんなのためのゲームPC
恐ろしいほどの高スペック、お値段およそ50万円也。メモリー本数の記載に誤りがあり、8GB×4ではなく8GB×8を搭載

 なお、メモリー本数の記載に誤りがあり、8GB×4ではなく8GB×8を搭載している。つまりメモリーの搭載容量は全64GB。USBメモリーの容量かよ。

 デモンストレーションとして、大人気オンラインゲーム「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」がプレーできるようセッティングされていた。当然のごとく動作はヌルヌル、描画の遅れは一切ない。水冷クーラーの冷却能力&静音性も非常に優秀だった。負けた場合にハードウエアのせいにできない、憎々しい構成だ。

ゲーミングマウス・キーボードがズラリと揃う
日本未発売キーボード「Claymore」(クレイモア)。テンキーを左右のどちらにも装備できる

 用意されていたゲーミングデバイスも、ほとんどがASUSの製品。日本ではまだ登場していないキーボード「Claymore(クレイモア)も接続されていた。テンキー部分がユニット式で取り外せる仕組みとなっており、キーボード本体の左右どちらでも装着できる。また、任意の機能を設定でき、テンキーをキーパッドとしても利用可能だ。日本市場で販売される場合の価格は未定。「もしかしたら、3万円ぐらいになるかもしれない」とのこと。足元見やがって。

NVIDIAによるGeForceのゲーム向け機能紹介

 第2部の前半戦がスタート。NVIDIAでマーケティングマネージャーを務める谷口氏がマイクを取り、同社のグラフィックスカードが備えるゲーム向け機能を紹介した。ちなみに、この方、とある業界では超が付くほど有名人

NVIDIAでマーケティングを担当する谷口氏。本当に凄い人なんだから

 同氏が取り上げた機能の1つである「NVIDIA HairWorks」(ヘアワークス)は、動物などの毛並みをリアルに再現する技術。2018年の発売を予定している、PC版の「FINAL FANTASY XV (ファイナルファンタジー15)」のデモ映像を例に、その効果を解説した。

ゲーム内を自由に動いてSSが撮影できる「ANSEL」
ゲームするならGeForce

 また、映像の強化とは直接関係はないものの、非常にユニークな機能を紹介。ゲーム内を自由に移動し任意の場所でスクリーンショットが撮影できる機能の「ANSEL」だ。まるでプロモーション映像のような画像を撮影でき、美麗なPCゲームの世界を存分に遊び尽くせる。その後、同機能の対応状況を披露した後、ゲーミングに向いたグラフィックスチップは「GeForce」だと、改めて強調した。

ASUSが備える脅威の冷却機構!

 第2部の後半は、またもやASUSの市川氏が登場。熱いトーンで、ASUSの冷却機構や高品質を維持する秘密を語った。

再び登場、熱意あふれる市川さん

 冷却フィンの大型化や高性能ファン、賢いファンコントロール機能など様々な冷却機構が挙げられる中、特にユニークだったのが「鏡面仕上げのヒートシンク」を採用した点だ。

大型フィンで冷却能力を向上
磨きに磨いたベース部分で熱伝導率の向上を狙う

 CPUクーラーではお馴染みの機構で、CPUに触れるベース部分を、まるで鏡のように磨き上げたもの。ベース部分の細かな凹凸を可能な限り減らすことでCPUへの密着度を高め、冷却能力の向上を狙うという構造だ。この機構をグラフィックスカードのクーラーに導入したのは、ASUSが初めてだという。

 このほか、製造のオートメーション化による品質の向上と維持、厳選したパーツを使うことで安全性や信頼性を高めているなど、ASUSの高品質にかける取り組みを紹介した。

急遽開催された、じゃんけん大会。おめでとうございました

 第2部のラストには豪華商品争奪の、じゃんけん大会を急遽開催。勝利者には、ASUSのグラフィックスカードがプレゼントされた。おめでとうございました

一体、何が起きてるの? 元プロによる異次元のゲームプレー

 第3部は、世界的ヒットとなった人気ゲームPLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDSをプレーしながらの、製品紹介タイム。ところが、そんなユル~い雰囲気を打ち壊すかのように、NVIDIAの谷口氏が超絶プレーをおっぱじめ、観客の度肝を抜いた。それもそのはず、谷口氏は元プロゲーマーにして、海外での活動経験もある屈指のFPSプレーヤーNoppo」選手その人だから。

クールな顔で敵を屠り続け、会場を大いに沸かせたNVIDIAの谷口氏。その正体は、元プロゲーマーにして日本屈指のFPSプレイヤー「Noppo」選手。一時期は確実に日本最強だった人
一体、何が見えてるの?との声も上がった、元プロゲーマーの異次元プレー

 涼しい顔して、淡々と敵を倒し続ける谷口氏。落ち着き払ったその雰囲気とは裏腹に、ゲーム内では大暴れ。「米粒ほどの大きさにしか見えてない敵を的確に打ち抜く」「何もなさそうな茂みを攻撃したかと思ったら、そこには敵が潜んでいた」など、FPS上級者あるあるを連発。観客の大部分を「何か凄いことをやっているけど、実力差がありすぎて何してるのかよく分からない」といった、いわゆる「ヤムチャ状態」に陥れ、イベントは盛況の内に幕を閉じた。GG!

 最後の最後で、それまでのイベントの記憶を塗り替えてしまうかのような出来事があったものの、メーカーの担当者が製品や機能を紹介するのは、分かりやすいし、やはり面白い。名古屋ではこうしたイベントが少ないのが残念。またのお越し&他社様のお越しもお待ちしております